トルコ風呂とは?ソープランドの歴史を解説
トルコ風呂がソープランド?
何かと話題になりがちなソープランド界隈。最近はXやインスタなどのSNSを積極的に利用して情報発信している泡姫が多い為、老若男女問わずソープランドに関心が集まっているように思います。
正直なところ、お風呂屋さんでの自由恋愛という設定に関してはかなりグレーなのですが、各お店のルールを守って遊ぶ分にはお客が過度に不安になる必要はありません。
古くは赤線、青線時代に遡る遊郭地区で営業しているソープランドもありますが、さて、皆さんはソープランドの歴史について考えたことはありますか?
昭和世代ならば、ソープランドがトルコ風呂と呼ばれていた時代があったのを懐かしむ方もいることでしょう。
ソープランドがトルコ風呂、そこで働く女の子をトルコ嬢と呼んでいた時期も確かにありましたが、それはもう過去の話です。
トルコ風呂の語源はトルコで経営している公衆浴場、いわゆるハマムのことを指しますが、そんな伝統的な浴場がなぜに日本のソープランドの通称として認知されるようになったのでしょうか?
トルコ風呂が本番OKな風俗店として定着した理由
ソープランドは特殊浴場として営業しているため、個室サウナ、お風呂屋さんと形容する方はいるかもしれませんが、今さらトルコ風呂という言葉を使う方はほとんどいません。
その歴史を紐解くともっとソープランドの世界観が広がる、もっとソープランドが楽しくなるはず!ということで、ここではトルコ風呂を軸にその歴史を解説していきたいと思います。
トルコ風呂はもともと東京銀座にあった、浴場施設である東京温泉の蒸し風呂のことを指していました。なお、東京温泉が開業したのは1951年頃なので今から70年以上も昔の話です。
もちろんそこでヘルスサービスが行われていたことはなく、通称ミス・トルコなるマッサージ嬢が身体の揉みほぐしや垢すりを担当していたわけですね。浴場内での風紀は厳格で破廉恥行為などできなかったといいます。
この東京温泉内の個室がいわゆる蒸し風呂になっていたため、売春防止法が施行された1957年以降に個室付き浴場がトルコ風呂と呼ばれるようになり、同じ時期から性風俗とリンクされてしまったのです。
なお、東京温泉自体は同系列の東京駅八重洲口にあった入浴施設を含め、すでに閉店しています。
このように元々のトルコ風呂は非風俗の個室付き浴場施設だったのですが、売春防止法制定後に徐々にトルコ風呂=本番可能な風俗店として定着することになったのです。
伝統的なトルコの公衆浴場に由来を持つトルコ風呂が、いつの間にか卑猥な風俗業種と認知されて激怒するのは、ほかでもないトルコ人です。
ビザンツ帝国、トルコアイスにお猫様の国、素晴らしい文化背景と長い歴史を持つトルコのイメージが本番ファックOKの風俗に置き換わってしまったのなら、日本国とトルコの外交問題にもなりかねませんよね……。
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ソープランドとして生まれ変わったその背景
トルコ風呂がソープランドとして生まれかわったのは、1984年12月のことでした。
日本に留学していたあるトルコ人留学生が自らの祖国が、いかがわしい性風俗店の名称として使われていることに抗議したのが始まりです。
元来のトルコ風呂もハーレムを思い起こすイメージもあるのですが、そんな事実を踏んだとしても、不名誉でいき過ぎた名称ですよね……。
件の留学生の切実な声は当時の大臣の耳にも入り、性風俗としてのトルコ風呂の通称は1985年に風営法改正が施行される前に変更されることになったのです。
今ではソープランドという言葉は当たり前に使われていますが、この新しい呼び名は一般からの公募によって決定されました。
もちろんその改称とともに、トルコ嬢という言葉もフェードアウトし、ソープランドで働く女性という意味でソープ嬢に言い換えられています。
トルコは代表的な親日国としても有名ですが、このトルコ風呂事件が解消していなければ、彼らが日本に抱く印象もネガティブなものになっていたことでしょう。
なお笑い話みたいなお話ですが、大使館という名前のソープランド(当時はトルコ風呂)がトルコ共和国大使館として誤認されていたこともあったそうですよ。笑
その他・全国のソープランドの地域一覧
〜全国ソープランドの特徴や料金相場〜
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